この記事を書いた人

「日本泌尿器科学会泌尿器科 専門医」の資格を持ち、医師として約8年医療現場に立つ。
特に感染症、排尿障害、尿路結石、がん診療を得意としている。
2026年6月に我孫子でクリニックを開業予定。

残尿感とは?

残尿感(ざんにょうかん)とは、「なんとなくスッキリしない」「トイレに行ってもまた行きたくなる」などの症状が特徴で、排尿後にも尿が残っているような感覚が続く状態をいいます。実際に膀胱に尿が残っている場合もあれば、尿は出きっていても炎症や神経などの異常で残っているように感じてしまうこともあります。

加齢とともに残尿感は増えてくると言われています。しかし、残尿感から重大な病気がみつかったり、診断がついたことで改善ができることも多くあります。

残尿感の原因

実際に尿が残っている(残尿が多い)時と、残尿がない時で原因も変わります。

残尿は50mlを超えてくると異常となり、症状をきたしうります。

残尿が多くなる病気

尿道や膀胱の出口がふさがり、尿が出にくくなることが多いです。

前立腺肥大症

中高年男性に多く、前立腺が大きくなって尿道を圧迫し、尿の出が悪くなります。

神経因性膀胱

糖尿病や脊椎疾患などで膀胱の神経がうまく働かなくなると、尿が出にくくなります。

尿道狭窄

尿道が狭くなり、排尿がスムーズにできなくなります。

残尿がなくても、残尿感がでることがある病気

膀胱炎

女性に多く、頻尿や排尿時通などを伴うことがあります。

前立腺炎

男性に起こりますが、膀胱炎に似た症状になることがあります。

膀胱腫瘍

症状が繰り返す場合は、腫瘍の可能性も考えられます。

その他にも、膀胱結石、過活動膀胱、心理的ストレスが原因になることもあります。