睡眠時無呼吸症候群の検査は自宅でできる?簡易検査について解説

「睡眠時無呼吸の検査って、病院に泊まらないとできないの?」

「たくさんの機械をつけて寝るのは大変そう……」

そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合、まずはご自宅で行える簡易検査で睡眠中の呼吸状態を調べることができます。

当院でも、ご自宅で行うSAS簡易検査に対応しています。

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査とは?

睡眠時無呼吸症候群では、眠っている間に呼吸が何度も止まったり、浅くなったりします。

簡易検査では、小型の検査機器を装着して普段通りに眠りながら、

・睡眠中の呼吸の状態
・血液中の酸素の状態(SpO₂)
・いびき
・脈拍など

を記録し、睡眠中に無呼吸や低呼吸がどの程度起こっているかを評価します。

日本呼吸器学会のSAS診療ガイドラインでも、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合の検査方法として、携帯型の簡易モニターと精密検査であるPSGが位置づけられています。

当院の簡易検査では、日本光電の携帯用睡眠時無呼吸検査装置「SAS-2200」を使用します。

鼻に装着するカニューレや指先のセンサーなどを使用して、睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度を記録します。

検査機器は小型で、ご自身で装着できるよう設計されています。採血のように針を刺す検査ではありません。

SAS-2200は、睡眠中の気流、SpO₂、いびき、脈拍などを記録できる医療機器です。PMDAの添付文書でも、自宅で患者さん自身が装着して睡眠中の呼吸状態を記録する用途が示されています。

当院での簡易検査の流れ

1.まずは当院を受診

いびき、睡眠中の無呼吸、日中の眠気、朝の頭痛、夜間頻尿などについて確認します。

診察の結果、SASが疑われる場合には簡易検査をご案内します。

2.検査会社からご連絡します

当院から検査を依頼した後、検査会社から患者様本人へ直接ご連絡します。

検査機器のお届け日時を相談し、検査方法について説明があります。

3.検査機器がご自宅に届きます

検査機器は宅配便でご自宅へ届きます。

そのため、検査機器を受け取るためだけに何度もクリニックへ来院する必要はありません。

4.いつものように自宅で眠りながら検査

就寝前に説明書を見ながら、ご自身で検査機器を装着します。

鼻のカニューレ、指先のセンサー、手首の検査機器などを装着し、普段通りに就寝します。

検査そのものに痛みはありません。

5.検査機器を返送

検査が終わったら、同封されている宅配便の伝票を使用して検査機器を返却します。

ご自宅から集荷を依頼するほか、対応するコンビニエンスストアなどから返送することもできます。(※この際に費用は掛かりません。)

6.当院で検査結果をご説明します

返却された検査データを解析し、その結果が当院へ届きます。

目安として、機器返却後から結果が出るまで10日程度かかるため、返却後2週間程度を目安に再診していただきます。

結果を確認し、

・経過観察でよいか
・さらに詳しい検査が必要か
・CPAP治療などを検討するか

などを相談します。

簡易検査で何が分かるの?

簡易検査では、1時間あたりに無呼吸や低呼吸などの呼吸イベントがどの程度起こっているかを評価します。

さらに、睡眠中にどの程度酸素飽和度が低下しているか、いびきがどの程度みられるかなども確認します。

SAS-2200では、こうしたデータを記録・解析してSASの可能性や呼吸障害の程度を評価します。その程度に合わせて、CPAP治療が必要なのか、精密検査まで必要なのか、などを判断します。

費用の目安

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査は保険診療で行います。(保険負担割合によって、自己負担額は変わります。)
3割負担の方で、検査費用は約2,200円です。
※別途、初診料・再診料などがかかります。

入院せずに、まず自宅で調べてみましょう

「家族から呼吸が止まっていると言われた」
「いびきがひどい」
「寝ても疲れが取れない」
「昼間に眠い」
「夜中に何度もトイレに起きる」

このような症状があっても、「検査が大変そう」という理由でそのままになっている方も少なくありません。

当院の簡易検査は、検査機器をご自宅へお届けし、普段の睡眠環境で検査することができます。

検査後の機器も宅配便で返却できるため、比較的少ない負担で睡眠時無呼吸症候群について調べることができます。

「自分も睡眠時無呼吸症候群かもしれない」「一度調べてみたい」という方は、お気軽にご相談ください。