睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、眠っている間に呼吸が何度も止まったり、浅くなったりする病気です。
特に多いのが、睡眠中に舌や喉の周囲が狭くなり、空気の通り道が塞がれてしまう「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」です。
また、肥満はSASの重要な危険因子ですが、顎や喉の形なども関係するため、痩せている方でもSASになることがあります。
代表的な症状は「いびき」や「睡眠中の無呼吸」ですが、それだけではありません。
日中の眠気、朝の頭痛、疲れが取れない、夜間頻尿、高血圧など、一見すると睡眠とは関係なさそうな症状からSASが見つかることもあります。
こんな症状はありませんか?
・大きないびきをかく
・朝起きても疲れが取れない
・日中に眠気を感じる
・夜中に何度もトイレに起きる
・高血圧を指摘されている
睡眠中に起こる病気のため、本人より先にご家族が気づくことも少なくありません。
→【いびきだけじゃない?こんな人はSAS検査を。睡眠時無呼吸症候群の10のサイン】
夜間頻尿と睡眠時無呼吸症候群
夜中に何度も排尿のために起きる「夜間頻尿」は、泌尿器科で非常によくみられる症状です。
前立腺肥大症や過活動膀胱などが原因になることもありますが、睡眠時無呼吸症候群が夜間頻尿や夜間多尿に関係している場合もあります。
そのため、
・夜中に何度もトイレに起きる
・夜間の尿量が多い
・いびきや無呼吸を指摘されている
といった方では、SASが隠れていないか確認することも大切です。
当院では泌尿器科として排尿状態を評価するとともに、必要に応じて睡眠時無呼吸症候群の検査も行っています。
→【夜中に何度もトイレに起きるのは、睡眠時無呼吸が原因かもしれません】
睡眠時無呼吸症候群を放置するとどうなる?
睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に無呼吸や低酸素状態が繰り返され、睡眠も何度も中断されます。
そのため、
・日中の眠気
・集中力の低下
・居眠り運転などの事故リスク
につながることがあります。
また、睡眠時無呼吸症候群は高血圧をはじめ、心臓や血管の病気とも関連することが知られています。
「いびきだけだから」と放置せず、疑わしい症状がある場合には一度検査を受けることが大切です。
当院では、ご自宅で睡眠時無呼吸症候群の簡易検査ができます
「睡眠の検査は入院が必要なのでは?」
「検査が大変そう」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
当院では、SASが疑われる方にご自宅で行える簡易検査を行っています。
小型の検査機器を装着して普段通りに眠っていただき、睡眠中の呼吸状態や血液中の酸素の状態などを調べます。
痛みを伴う検査ではなく、いつもの環境で眠りながら検査することができます。
睡眠時無呼吸症候群の検査では何を調べるの?
睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中にどの程度「無呼吸」や「低呼吸」が起きているかを調べます。
簡易検査では、睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度などを確認し、SASの可能性や重症度を評価します。
検査結果や症状によっては、必要に応じてより詳しい検査や治療をご案内します。
睡眠時無呼吸症候群の治療
睡眠時無呼吸症候群の治療は、重症度や原因によって異なります。
CPAP(シーパップ)療法
代表的な治療法が、CPAP(持続陽圧呼吸療法)です。
睡眠中に鼻などにマスクを装着し、空気を一定の圧力で送り込むことで、気道が塞がることを防ぎます。
適切に使用することで、睡眠中の無呼吸・低呼吸を改善します。
当院では、CPAP治療の導入後も継続して管理することができます。
その他の治療
睡眠時無呼吸症候群の状態によっては、
・体重減少など生活習慣の改善
・飲酒習慣の見直し
・マウスピース(口腔内装置) などを検討することもあります。
患者さん一人ひとりの原因や重症度に応じて治療を考えていきます。
「もしかして睡眠時無呼吸症候群かも?」と思ったら
睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に起こるため、自分では気づきにくい病気です。
「家族からいびきを指摘された」
「寝ても疲れが取れない」
「昼間に眠い」
「夜中に何度もトイレに起きる」
「高血圧を指摘されている」
といった方では、一度睡眠時無呼吸症候群の可能性を確認してみてもよいでしょう。
当院では、ご自宅で行う睡眠時無呼吸症候群簡易検査から、必要に応じた精密検査のご案内、CPAP治療・継続管理まで対応しています。
気になる方はお気軽にご相談ください。
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